どういった刺激法か

生理学的な作用や効果に応じて、様々な刺激を使い分けることも、均整法の特徴の一つです。道具は使わず、施術者の手(ときに足)で行います。
方法としては、主に次の五種類の刺激を筋肉・骨格・経絡(つぼなど)などに与えることによって調整します。刺激の仕方、組合せによって、体に与える作用も違ってきます。

刺激の主な種類

1.運動性刺激・・・
ひざを曲げたり、からだを伸ばしたりゆさぶったりする刺激。体型を正しくして、細胞組織に活力を与えます。
2.圧迫性刺激・・・
親指や手のひらなどで押す刺激。
体の各機能を高めたり抑えたりします。
3.叩打性刺激・・・
手の小指側やこぶしで叩く刺激。
体をゆるめる作用や器官の拡張や収縮をコントロールします。
4.痛性刺激 ・・・
親指の先で瞬間的に加える刺激。頭脳器官や感覚器官を活性化させます。
5.触性刺激 ・・・
手のひらで軽く擦過する刺激。頭脳器官や感覚器官を整えます。

遠隔操法

均整法の特徴的な刺激法として、遠隔操法というものがあります。
例えば、頭蓋骨を整えるために足から調整したり腰の痛みを取るために腕を調整したりします。