事例報告 70代男性 医師 肩関節の痛み

クライアントの方は健康管理の目的で10年以上通っていただいています。 ある時、お風呂場で滑ってしまい、風呂釜に手をついた拍子に肩を痛めてしまいました。病院で診てもらったところ、「腱板断裂」と診断されました。

肩関節の腱板とは、インナーマッスルである回旋筋群の腱が合わさってできた腱性の膜状構造のことをいいます。その部分が、手をついた際の衝撃によって損傷してしまったようでした。

幸い、大きな断裂ではなかったため手術はせず、リハビリでの回復を進める方針になりました。クライアントの方は総合病院の院長先生でもあり、ご自身の病院で適切なリハビリを受けることができました。

当所での整体的な役割は、理学療法の範囲外の部分を補うものでした。 転倒時の衝撃や捻れが細かい組織に残っており、それらの影響を取り除くために、回旋筋群の緊張バランスや背骨・肋骨の微妙な歪みを整え、肩に余分な負担がかからないように全身の調整を行いました。 また、ご自宅でできるセルフケアもお伝えし、特に回旋筋群のバランスをとるような簡単な動きを実践していただきました。

徐々に症状が改善してきた頃、クライアントの方は元々熱心なゴルフ愛好家で、完全に治る前にすでにラウンドの予定を立てておられました。 再発を防ぐため、テーピングを施したり、その方法をご自身でもできるようにアドバイスしました。 ご本人の努力もあって、今では腱板断裂のことを忘れてしまうほどにまで回復されています。

「もうゴルフができないかもしれない」という切実な思いが、回復への大きなモチベーションになったのだと思います。 好きなこと、やりたいこと、目的があるというのは、体にとっても本当に大切なエネルギーになりますね。