事例報告 40代男性 サービス業 寝つきがよくない

夜になり眠る前には、自律神経のうち交感神経の働きが沈静し、副交感神経が優位になります。寝付けないときによくあるのが、なんらかの理由で交感神経が興奮し、頭が冴えてしまうというものです。

しかし、それ以外にも夏場の暑さで寝付けないことがあります。体にはホメオスタシスという機能があり、体温を一定に保つよう働いています。夏場は体が熱を外に逃がして体温を下げようとしますが、それがうまくいかないと熱がこもり、寝付きにくくなることがあります。クーラーをつけていても、深部体温が十分に下がらないと同様のことが起きます。

そういったときには、頭が冴えているというわけではないのに、体が落ち着かず、寝床の中で体勢を何度変えてもなかなか安定しないという状態になります。クライアントの方もまさにそのような状態で、体温調節を担う神経系に負担がかかっていました。 体熱が発散しやすくなるような施術を行い、寝つきの問題は解消されました。

体温調節や発汗を司る中枢は視床下部にあり、汗の出やすさや体の熱のこもりやすさと深く関係していますが、背骨や体全体の状態にもポイントはあります。

オフィスワークなどで汗をかく機会が少ない方は、徐々に発汗機能が低下し、結果として体温調節能力も落ちてきます。最近のサウナブームで言われる“整う”という感覚も、体が本能的に求めている調整作用の表れなのかもしれませんね。